第2棟 え?いきなり引き継げ!?そりゃないでしょ!の巻

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家造り経験
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A様邸
今回は突然上司が来なくなり、そのまま辞めちゃって引き継いだ現場のお話です。
上司消えたシリーズ、何件か続きます!
写真と一緒に見ていきましよ!

A様邸工事中の外観がありました!

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8月のお盆明けくらいに上司がいなくなって、その頃基礎が終わったくらいだったんです
よね。で上棟は9月の初旬で台風が多かった時期でした。上棟してすぐ台風によって現場内水浸。
お施主さんものすごく心配をしていました。
嫌ですよね、高いお金を払って買う家が水浸してしまったら。
けれど構造材は基本的に濡れても乾けば問題なしです。一度乾燥した木材の表面を濡らしても表面が乾けば含水率と言って気の含む水分は正常値のままです。濡れ無いに越したことわないんですけどね(^_^;)
ただし、荒床と呼ばれるフローリングの下地の針葉樹合板が濡れていたら少し注意が必要です。元請けへの確認と現場に行くたび様子を見てください。

しかしその頃の僕はそんな事も知らなかったので誰かが説明してくれたのかな?
誰かはわからないけどその節は未熟な僕を助けていただきありあがとう御座いましたm(__)m


しかぁぁっし!!!!!!その後も大問題発生。

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台風を甘く見てはいけません。世の中の駆出し設計士さんにも聞いてもらいたい。
上の画像何してるの?って話なんですが。雨が漏おり(これ方便?)断熱材が濡れてしまい交換しているところです。
2度めの台風で前回の台風もあったためお施主さんが台風の日に見に来て雨漏りしてますよって。連絡が来たらしい。僕はその時彼女とデートしてたのですが、「すぐに現場に行け」と指令が出ました。その時いけませんと連絡を返し後日めちゃめちゃ怒られたのは懐かしい思い出です。しかぁあし!電話してきたあなたは現場に行かなかったですよね?そして原因は設計者であるあなたの責任もありますよ!

原因1

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ステープルの穴から水漏れ。
これはしょうがないと言っていいのかわからないけど、実際にこの程度の施工方法をした家でも幸せに暮らしてる家庭はいくらでもあると思います。防水シートをタッカーで止めるのは悪いことではないので、水漏れに関してはこんなのよくあることでしょう。今の僕だっら自分が家を建てる際は絶対こんなふうにはならないように対策しますけど、大したことは無いと思います。
断熱材の入れ方には問題ありますけどね!!!!
断熱材に関してはまたいずれお話することがあると思いますのでその時詳しく説明させてください。
問題はもう一つ

原因2

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軒ゼロ納め
先程設計者の方にも責任はあるといったのはこのことですね、一番の問題は養生をしっかりできてなかったのが悪いんですけど。というかこの段階では設計者の責任はないかな?
人のせいにしてた!ごめん!

これの何が雨漏れの原因だったのかというと、台風の風で防水紙にぶち当たった雨水が壁を乗り越えて内部に侵入してしまったんです。
↓簡易断面詳細図

こんな感じでこんな事が起きてしまったんです。
絵が下手ですいません。プロの方、細かいところは気にしないでください。
そういった事があって断熱材が濡れ交換をしました。

先程設計者の責任もと言った理由は、この現象は軒の出がないのと軒の出がある場合に比べリスクが有るというのと、防水と外壁の通気をどうするの?っていう問題があります。少し難しい話になってしまい申し訳ないのですが、この収まりの場合壁が棟側であるため、換気部材を使って棟で換気をすることができます。しかし、こういった指示が設計の方からは無く現場で考えなきゃいけないことが多々あり知識の浅い監督とかだとあまり気にせず施工をし、後で大問題になる可能性もあります。
僕が担当した現場は今の所問題発生していないですが外壁の仕上材を剥がしてみたら「やっべーぞっ!」てことはあるかもしれません。
おそらく大手メーカーであればそういった対策はできているかと思いますが地場の工務店レベルだと設計者も現場監督も知らない、職人もわからない、指示がないからいいだろう。今だにそのような事になっているかもしれません。十分に気をつけたほうがいいでしょう。

画像を見て未熟であった自分を悔いています。おそらく問題なく住めているのですが監督として品質上見過ごすわけには行かない問題点がいくつか…

写真出てきてたけどツッコミどころ満載ダア(^_^;)

今回はこのへんで、
まだA様邸続きます。

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