第7棟 その工事、難しいっす。の卷

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家造り経験
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7棟目は一年目ペーペー新米現場監督のピーマンには手厳しい内容の工事。
大変だった内容

  • アールの基礎、壁、バルコニー(アールというのは半径の意味で丸みのある壁)
  • 外壁塗り壁(モルタル下地、ベルアート、トラバーチン仕上げ)
  • 薪ストーブ
  • 無垢床仕上げ
  • 内部珪藻土(お施主様施工)
  • 壁、天井断熱材セルロースファイバー

今思えばその頃の僕ではまともに工事進められない内容だ。
誰かが見えないところで手助けしてくれていたかな?

この現場は僕の未熟さが垣間見えた。

(当時)住宅瑕疵担保履行法のための第三者機構による構造の検査でとある失敗を指摘されてしまった。(2020年4月から法改正があり、記事作成中はまだ内容を理解していないので当時という言葉を付け加えています)
予算少なめな現場で大工さんに発注の予算内でお願いします。ってお願いしたら

「そんなのやってられっかぁ!」

ということで構造面材を貼り付けるのに会社の作業員にお願いをしました。
何も知らない僕は釘の種類を間違えて指示していました。

会社の作業員よ、あなた方は僕より10年以上前からこの仕事をしていますよね?釘違うの知っていましたね?ご勘弁願いますよ。

何がいけなかったのか解説しましょう!
釘には太さによって種類が分かれています。
CN>N>NCの順に細くなっていて構造に関する場所に使用する釘としてNC釘は認められていません。NC釘は下地の留め付けなどに使います。
構造面材や工法によってN釘はNGであることもあります。
お家を建てる際はどんなものを貼るのか確認をしてみても面白いかもしれません。おそらくそのメーカーを検索して見れば施工手順書が見れるかと思います。構造面材そのものにも釘と釘ピッチの指示が印字されているものもあります。

この現場ではNC釘を使用してしまいました。
大工さんが浸湿防水シートを貼る寸前で止めたらめっちゃ怒ってました。激おこでした。すごく申し訳ないです。でも大工さんも気がついてくれても良かったんじゃないかと今は思います。

構造面材にも様々なものがありそれぞれ特殊な効果などがあるかと思います。ダイライト、ハイベストウッドなどがあります。このおうちではモイス面材を使用しました。効果はイマイチ覚えてないのですが湿気を抑えたり匂いやカビを抑制する働きがあって備長炭みたいだなって思った覚えがあります。僕がモイス構造面材を使ったのは後にも先にもこの現場だけです。

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内装用のモイスもありますよ!僕は使ったことがないですが、エコカラットと同じ効果っていうか、バスマットもモイスのものがあったんですね!!

この現場ボリューム満点だ。
この現場冒頭でも説明したように外壁がモルタル下地、トラバーチン仕上げ(吹き付けてコテで押さえて仕上げ)。これも初体験だったんですが真冬で大雪で工期がかかってくたばりそうでした。モルタル下地って、割れるんですよその割れを少しでも抑えるためにモルタル乾いて少し養生期間置くんですよ。冬だから3週間おいて、竣工2週間前に仕上げて足場解体して全部ぎりぎりになって。何事もなかったかのように見学会を開催。きっと誰かが裏で助けてくれていたんだけど
一年目にしては優秀でしょ?(・∀・)ニヤニヤ

こちらの現場、続き書きます!
次回お楽しみに!

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