僕の学歴ですが、偏差値40くらいの高校卒
学歴劣等感を抱えていたわけですが
そんな僕でも2019年の宅建士試験に合格することができました。
学習の経緯を大まかに説明しますと、2012年の12月ころからユーキャンの通信教育で学習を開始し、色んな事情があり途中で学習を進められなくなってしまいました。一応2013年の試験は受けてみましたが当然不合格。
なかなか学習ができそうなタイミングがなかったのですが、2019年2月に再度ユーキャンの通信教育を注文し学習を再開し、その年に合格することができました。
学習して思ったことは「我慢して勉強すれば受かる」です。
学習することによって感じたことや合格するためにやってきたことを記事に書き、参考にしてもらえればと思います。
宅建士合格までの道のり
1度目の挑戦
僕が数年前に宅建士(当時は宅地建物取引主任者)の資格を取ろうと思った理由ですが、住宅業界の仕事に興味を持ちハローワークで仕事を探していた際にハローワークの職員から
あんたさぁ、身分わきまえなよ。資格もないのに応募したって書類で弾かれるだけだよ~
ここまでひどい言い方ではなかったかもしれないが
リーマン・ショック後のことで当時の求人状況も壊滅的だったのでそれもそうだなと思い宅建を勉強することにしました。
(因みにこいつがこの時掛けた電話先の会社の系列会社で就職が決まった)
最初独学を考えたのですが、後に絶対に無理だなって思いました。
まず学習を始めるのに最初にやったことは、書店で過去問集を買いました。
しかしその問題集はパラパラページを捲って見ただけで一切使っていません。
資格取得の勉強なんてほとんどしたことがなかったので、なめてかかっていたんだと思います。
「そもそもなにしたらいいかわからない。
ある程度お金をかけなければやる気にもならないな」
そしてその後選んだ学習方法は
学ぶよろこびをあなたに
生涯学習のユーキャン
カタログを取り寄せ
早速注文をし
届いた資料を確認しました。
見た目のボリュームは少ない。
ただし!
試験のタメになる豊富な資料!
WEB上でのサービス!
学ぶための心構え!
その内容量を見て
独学,無理。となりました。
・ユーキャンではWEB上で質問ができる。
・学習の順序に根拠がありスムーズな学習ができる。
・お金をかけている分程よくプレッシャーがかかる。
以上の3点が僕にとって大きなメリットになりました。
世の中には書店の参考書だけで試験に合格することができる人もいるようですが、実際に会ったことはありません。
悪いことは言いません、
独学はやめておこう。
偉そうなことを行っていますが実際には始めての受験は失敗しています。はい。すいません。
試験3ヶ月前あたりから仕事が忙しくなって勉強する間が無くなりました。何があったかは、家造り経験を読んでいただければなんとなくわかるかもしれません。
仕事が忙しいって勉強する時間くらいあるだろうって思った方…毎日9時過ぎまで働いて休日も月に2回くらいだったんです。言い訳かもしれないけど許してくださいよ!
一度目の失敗から得たもの
宅建士の資格取得!!なんて偉そうに言ってますが、書店で過去問集を買ってから7年位かかってます。
建築業界へは就職でき、一度目失敗した後はもういいかなって思いもしたんですが、本屋に行くたびに宅建士の参考書のコーナーの前に立ち、本を眺めていました。
あら、なんだい?悔しかったのかい?
うぐっ!くっう~…くっ、悔しいです!!
ただ、勉強なんてしてる暇がない。月々の時間外就業は150時間くらい。(土曜隔週休日)
1ヶ月休まず働きタイムカードを手書きで直させられたこともあります。
この長い期間ブランクがあったにもかかわらず、宅建士をもう一度受けようと思ったのには宅建を学んだことによって得たものがあったからです。それは
心の余裕
私だけでしょうか?権利関係を学び心にゆとりが生まれたのは。これ、宅建取っただけって人の最大メリットなんじゃないですかね?
どういうことかと言いますと、宅建って権利関係を学ぶじゃないですかね、法に触れるんですよ。
法に触れることによって人と人との間にできたトラブルの法律上の善悪をなんとなくですが導き出すことができるようになります。
現場監督をする上で受ける下請業者やお客さんからのクレームなんかは大概感情論によるもので自分は法律上ではなんにも悪くないって思えて心のダメージは少なくてすむんです。
ガラスのハートの僕でも上辺は怯えて震える子犬演じて申し訳無さそうにしていても実際の気持ちは「こちらとして悪いことはありません。でもご安心を。話を聞いてあげましょう。」と後光が差した大仏のような気持ちで接することができるんだ!
勉強する価値絶大!
実際の仕事との相乗効果が相まって権利関係には強くなり、1番の得意分野となりました。
宅建で、っ訳じゃないんだけど仕事で不特定多数の人と関わる人には法に触れていてほしい。
少し話は逸れますが、日本の法律はひとり、ひとりのためにあって「ああ、日本も捨てたもんじゃないな」としんみり思えてきますよ!
実際の社会はまだまだ立場の上下関係などで無法状態と言ってもいいくらいですが、10年前と今を比べると法律に沿って生活ができるようになっていると思います。
6年後の再挑戦
2019年1月もう一度チャレンジする決心をしました。
6年越しの再挑戦にまたしても選んだ教材はユーキャンでした。
いろいろ調べてみてみましたがネット情報ってなんとなく胡散臭い。実際に学習してみて手応えはあったので、もう一度ユーキャンにしました。
妻に金がかかるしどうせ受からないと反対されたけど、なんとか承諾をもらい学習を始められました。
このときは、まぁまぁ腹が立ちました
学習の順序
ユーキャンから送られてくるテキストは6冊です。
学習する流れとしては
基本テキスト
権利関係→宅建業法→法令上の制限・税・その他
過去問実践テキスト
法令上の制限・税・その他→宅建業法→権利関係
のような順番になっています。
これになんの意味があるのかと言うと
最初は易しく簡単でとっつきやすい学習、いきなりやる気が削がれることがないように配慮されているような感じです。
実はこの学習の順番ですが、6年前は過去問実践テキストの順番は
権利関係→宅建業法→法令上の制限・税・その他
と、基本テキストと同じ並びでした。
内容は当然毎年変わるのだろうけどこういった教材のアップデートを目の当たりにし、ユーキャンも試行錯誤を重ねているんだなってのを感じました。
学習していく中で気をつけたいこと
- ユーキャンの推奨している学習方法には従う
- テキストの学習は早めに終わらせる
- スキマ時間は有効に使う
ユーキャンの推奨している学習方法には従う
勉強が苦手な人は従順に従うべきです。不安であれば質問をしたら良いんです。その返答に向き合えなければ合格は難しいと思います。
相手は大手の通信学習機関で、何十万人もの受講者を考察して統計をとって、受かりやすいようにしてくれているのです。
僕はどうしても「法令上の制限・税・その他」のテキスト内容が頭に入らず何度読んでも見て流すだけ、理解ができなかったためノートに基本テキストの文字を丸写しをしました。これに効果があったのか・・・
ここで、僕の資格試験の自己採点結果を発表します。
・権利関係! 14問中11点
・宅建業法! 20問中17点
・法令上の制限! 8問中3点
・税、その他! 8問中6点 (内5問免除問題満点)
ユーキャンではノートに書き写す必要はないと教えていただきます。
その教えに従わなかった結果一番基本テキストで時間を掛けた法令上の制限はこのような結果に終わってしまいました。割合的に見てまさに時間の無駄、別のことに時間をかければよかったと思います。
…とは言ったもののあくまでも僕の中の結果論です。
・読んでいるだけでは学習に身が入らず学習が進まくなってしまう。
・納得が行かず次の学習に移行できなくなってしまった。
となってしまったら元も子もないですね。
例えばこれを「ノートに書き写す」っていう小さな目標だったとして、目標達成した達成感が次の学習に進むモチベーション維持ができる。そんな工夫であればすごく有効な手段だと思います。
テキストの学習は早めに終わらせる
試験前日にテキストを終わらせても試験に合格することはできませんよね。
テキストを一通り終わらせたところがようやくスタートラインです。
どんなところで調べても、誰になんと聞こうとも、重要なのは過去問の繰り返しです。
ユーキャンでは1つのテキストを終わらせたところで課題を提出するようになっています。テキストは6冊ですので6回の課題とあと一つ最後に模試のような課題が入っています。6回目の課題までは淡々と進められるとよいでしょう。
ユーキャンでの学習は過去問実践テキストに重要度のランク付けがしてある厳選された過去問が載っているので6回目の課題を終えてから再度過去問実践テキストの繰り返し学習をします。
6回目までの課題は点数が低くても深入りして復習する必要はないです!
ピーマンはテキストの段階の法令上の制限で相当時間を掛けてしまった模様。
スキマ時間は有効に使う
ユーキャンではスマホで学習できるデジタルサポートパックがついています。(使うには条件があったかもしれません。)
これで基礎問題と過去問ができるのですがこれがなかなか良かったです。
スキマ時間はとにかくこれをするようにしていました。そうするとたまに神がかったかのように内容が理解できて効率の良い学習ができることがあるんです。今でも忘れられないのが仕事の休憩中に借地借家法の過去問をやっていたら、それまで全然理解できなかったのになぜかその時は過去問を説いて解説を読んで、をしていたら一発で理解できて仕事を若干サボって学習を続けてしまいました。理解できるとものすごく楽しいんですよね勉強って!!
それとYouTubeでどこかの学習機関の講師が解説している動画、たくさんあります。
たまに気分転換程度でそういったものを見るのもよいかと思います。
ただしYouTubeで学習しようと思うのはやめましょう。
試験前の追い込み
若干ですがユーキャンへクレーム
オプションて、おい
オプションちらつかせるのやめません?
最初に払った金額で合格できるプランなってるんでしょ?
オプションで追加資料を後から販売するの不安を煽られるようで嫌です。
できるだけお金をかけたくないのに、でも学習中は勉強すればするほどの不安に陥って精神不安定状態になるから得点力アップ講義とか魅力の塊でしかないんですよ。
取らなきゃ合格できないような気がしてしまう。でも本当に必要か?
僕はもう1つあったヤマ当て講義というものを頼んでしまいました。
この商売ずるいと感じました。
それでもユーキャンを推している身でありますのでこれについて勝手に言い訳を考えてみました!
言い訳
他の教材に目を向けけないように。
宅建士の勉強をしていると
「ほんとこんな勉強で合格できるの?」
と、不安になってきます。
そして他の教材が気になり始めます。
ぼくも本屋に立ち寄り、宅建士の教材本が並んでる前に立ちすくみ、背表紙を眺め手に取り読んでいました。この時の本棚からにじみ出る誘惑は半端ないです。
しかしこれは危険行為。
試験直前になればなるほどやっていはいけない行為ですね。
教材によって言い回し方とか説明の仕方とかがかなり違います。
恐らくどこの出版社も
「満点じゃなくていい。7割強の得点をとらせる学習」
に重点を置いていて、独特な研究を重ね、ストーリー性を兼ね備えてポイントの絞り方や説明をしていると思います。
そこで新しい別の教材に手を出してしまったら今までの学習効力は半減してしまうと僕は思いました。
不安→他教材などに手を出す→訳わからない→不合格
このパターンに陥る人いるんじゃないかなって思ってます。
でもユーキャンではそんな不安になってしまうタイミングで新たなテキストを
「今までやってきた学習の跡をしをして合格に導きますよ!!」
と紹介しているんです。
他の出版社の参考書かうとかやめとけ!
言ってることが違う場合もあって混乱しちゃうよ!
試験直前
短期的に記憶する語呂合わせなんかはよく目につくところへ書いておきました
こんな感じで毎日目を通してからノートを開く。
ノートの中身はこんな感じで過去問を解き(左側)と間違えたところの復習(右側)
当日の心構えとして、
会場入りはできるだけ早く。
会場の外でビラ配っているやつは虫
最後の最後まで1問でも多く点数を取るつもりで学習
以上これでこの記事は終わりますが読んでいただいた方、宅建士になれることを心から祈っています。頑張ってください。
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